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▶ GUIDE & PHILOSOPHY

清原達郎のネットキャッシュ投資法
本サイトの使い方

なぜ「現金の山を持つ割安小型株」が超過リターンを生むのか。清原達郎氏の投資哲学・スクリーニング手法・バリュートラップの見抜き方を解説します。

▶ 目次
01

清原達郎とは何者か

清原達郎氏は、日本のバリュー投資家として知られる元ファンドマネージャーです。タワー投資顧問の主要ファンドを長年運用し、2000年代〜2020年代にわたって日本株で卓越したパフォーマンスを達成しました。

2023年に著書『わが投資術 市場は誰に微笑むか』を刊行。機関投資家が見向きもしない小型株市場における独自の投資手法を初めて詳しく公開しました。本書は出版直後にベストセラーとなりました。

清原達郎氏の著書では、機関投資家が参入できない小型株の市場にこそ、見逃されている割安銘柄が存在するという考え方が示されています。誰にも注目されていない場所に好機があるという思想が、この投資手法の根底にあります。

— 清原達郎氏の著書を参考にした要約

清原達郎氏のアプローチは、一言で言えば「現金の山を安値で買う」という考え方を参考にしています。会社が保有する純現金(ネットキャッシュ)を上回る価格で株を買うことができれば、事業価値をタダか負の値段で手に入れることになるという発想です。

02

ネットキャッシュ投資法の考え方

清原達郎氏の著書を参考にしたアプローチの核心は、ネットキャッシュ倍率(NC倍率)という指標にあります。

ネットキャッシュの計算
ネットキャッシュ = 現金・預金 + 短期有価証券 − 有利子負債(借入金・社債)

NC倍率の計算
NC倍率 = ネットキャッシュ ÷ 時価総額

具体例
現金100億円 + 有価証券30億円 − 有利子負債10億円 = ネットキャッシュ120億円
時価総額 50億円 → NC倍率 = 120 ÷ 50 = 2.4x

NC倍率が1.0倍を超えるとは、「現在の株価で会社を買っても、手元の現金だけで投資額を回収できる」状態を意味します。さらに事業が継続して利益を生み続けているなら、事業そのものが無料で手に入る計算になります。

NC倍率 基準ライン
1.0x
現金以下の値段で事業が買える水準
かなり割安
1.5x
著書を参考にした「積極的な買い増し」の目安
超割安
2.5x+
市場が完全に無関心な状態
主な対象時価総額
<500億
機関投資家が参入できない小型株
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本サイトで使用する指標

指標意味・判断の目安
NC倍率ネットキャッシュ ÷ 時価総額。1.0x以上が基準。2.5x以上は緑表示。
PBR株価純資産倍率。1.0未満で解散価値以下。0.6未満で緑表示。
PER株価収益率。15倍未満が割安圏。10倍未満で緑表示。赤字は「—」。
ROE自己資本利益率。8%以上が東証の改善目標。15%以上で緑表示。
ROA総資産利益率。5%以上が良好の目安。ROEとセットで収益性を評価。
配当利回り年間配当 ÷ 株価。3%以上が高配当。NC倍率が高いのに無配なら還元余地が大きい。
時価総額会社の市場価値(億円)。本サイトでは3000億円以下の銘柄を対象とする(推奨条件は20〜500億円)。
サプライズTDnet直近3営業日から検出した重要開示。触媒(カタリスト)の有無を確認。
スコアNC倍率・PBR・PER・サプライズ・時価総額を複合評価した0〜100点の総合指標。
04

スコアリングの仕組み

本サイトのスコアは、NC倍率を最重視しながら複数の指標を組み合わせて算出します。0〜100点で表示され、高いほど清原達郎氏の著書を参考にした観点で割安度が高いことを示します。

NC倍率(核心指標)
最大 40点
PBR
最大 20点
PER
最大 15点
サプライズ(触媒)
最大 15点
時価総額(小型優遇)
最大 10点

バリュートラップ警告が検出された銘柄はスコアから最大15点を減点します(1シグナルにつき−3点)。

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バリュートラップを見抜く

バリュートラップとは、指標上は割安に見えるものの、実際には株価が上昇しない状態が続く銘柄のことです。「安いには理由がある」を見極めることが最も重要なリスク管理です。

⚠ バリュートラップの主な警告シグナル
ROEが継続的にマイナスまたは低下
利益を生み出す力が衰えており、キャッシュが単純に減り続けている可能性があります。
売上高が3期連続で減少
事業が縮小トレンドにあり、今後もキャッシュが减少し続けるリスクがあります。
営業キャッシュフローがマイナス
本業でお金を生み出せていない状態。ネットキャッシュは遠からず消滅する可能性があります。
自社株買い・配当を一切実施していない
経営者がキャッシュを株主に還元する意思がない可能性があります。
PBRが0.3未満
市場参加者が財務情報の信頼性や資産の棄損を疑っているシグナルです。
✓ バリュートラップではない根拠になりうる要素
自社株買いや増配など、積極的な株主還元を実施している
ROEが8%以上で収益力を維持している
売上・利益が横ばいまたは成長している
TDnetでの好サプライズ開示(業績上振れ・自社株買い)
06

流動性フィルターについて

いくら割安な銘柄でも、実際に売買できなければ意味がありません。清原達郎氏の著書でも流動性の重要性が指摘されており、ネットキャッシュ投資の実践において流動性の確保は大前提と考えます。

本サイトの流動性フィルター条件
① 時価総額 ≥ 3億円(最低限の市場規模)
② 整理銘柄・売買停止銘柄でないこと
⚠ 流動性リスクに注意
超小型株(時価総額10億円未満)は、注文が約定しない「板が薄い」状態になりやすいです。
本サイトの流動性フィルターはあくまで最低基準です。個別銘柄の出来高を必ず確認してください。
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本サイトの使い方

本スクリーナーは、毎営業日朝9時・夜9時の2回自動更新されます。

まずランキングを確認する
スコア順で表示されるランキングを上位から確認します。NC倍率・PBR・PERが低く、バリュートラップ警告(VT列)がない銘柄を優先的に調べます。
フィルターで絞り込む
NC倍率・PBR・PER・時価総額・ROEのレンジを指定して自分のスタイルに合った銘柄だけを表示できます。例えばNC倍率 ≥ 2.0かつROE ≥ 8%に絞ると「質の高い超割安株」だけが残ります。
列ヘッダーで並び替え
NC倍率・PBR・PER・ROE・配当利回り・スコアなどの列をクリックすると昇順・降順に並び替えられます。PBR昇順にすると「最もPBRが低い銘柄」を上位に表示できます。
銘柄をクリックして詳細確認
銘柄行をクリックすると詳細モーダルが開きます。NC倍率・PBR・PER・ROE・ROA・配当利回り・ネットキャッシュ額・バリュートラップ警告・サプライズ情報を確認できます。
外部リンクで一次情報を確認
詳細モーダルのリンクから、Yahoo Finance・日経企業情報・EDINET・TDnetに直接アクセスできます。スクリーナーはあくまで「候補の絞り込み」ツールです。最終判断は必ず一次情報で確認してください。
フィルター活用例
スタイル推奨フィルター設定
超保守的割安NC倍率 ≥ 2.0 / PBR ≤ 0.7 / VT除外チェック
収益性重視NC倍率 ≥ 1.0 / ROE ≥ 8 / PER ≤ 15
高配当+割安NC倍率 ≥ 1.0 / 配当利回り列で降順ソート
触媒あり銘柄フィルター後にサプライズ列▲の銘柄を確認
グロース市場限定市場:グロース / NC倍率 ≥ 1.5
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免責事項

⚠ 重要:本サイトの情報は投資助言ではありません。

本サイトに掲載されているすべての情報は、清原達郎氏の著書を参考にして独自に設計・自動計算・スクリーニングしたものです。著書の内容をそのまま転載・再現したものではありません。情報の正確性・完全性・最新性を保証するものではありません。データの誤りやシステムの不具合により、誤った情報が表示される場合があります。

投資に関する最終判断は、必ずご自身の責任で行ってください。本サイトの情報を利用した投資行動により生じた損害について、当サイトは一切の責任を負いません。

データソース:yfinance(非公式API)、TDnet(適時開示情報閲覧サービス)、JPX上場銘柄一覧(公開データ)。